人付き合いに関して、できることなら知り合うことのできた素敵な人たちと長いお付き合いをして人との絆をはぐくんでいきたいものですよね。
でも、交流していく過程で歩んでいく歩幅がずれはじめるとどうしても離れていかざるを得なくなります。
長く続く人付き合いのコツは、
大きな心で接する。
完璧な人はいないと知る。
すごいなと思う人には尊敬しつつ、学ばせてもらう。
自分より幼い人には、それとなく教えてあげる。
そうやって付き合いを続ける。
こうやって文字にすると意外にシンプルなものだと思います。
【人様と長く付き合うには】
誤解して付き合って理解して別れる。
恋愛の定義だと言われます。
付き合い始めた頃は良いところしか見えません。
しかし、時と共に悪いところが目につくようになります。そして、その人のことを理解すると『私は誤解してた』と別れていくのです。
そして、あいつは悪い。
自分は正しいとなり、善悪の構図が生まれます。しかし、どうでしょう?
真面目な人にも、そうでない人にも等しく良いところも悪いところもあります。つまり、相手が変わったのではなく、自分の見る目が変わったのです。
人様と長く付き合おうと思えば、必ず悪いところが見えて来ます。
人様と長く付き合うには自分の感情に向き合い、打ち勝たなければなりません。
その感情に負けた時に、人は攻撃的になるのです。
その時の感情は『自分は正しい』『あいつは間違ってる』となります。この感情で人と関わる時、愛はありません。
あるのは憎しみです。当然、憎しみからは何も生まれません。
むしろ憎しみの連鎖が起きるだけです。その憎しみが【怒る、キル、黙る、無視する】に繋がるのです。
人様と長く続かない人の特徴はこれです。
意識が悪で支配され、善に留まる力もなく、愛が薄れる。
そうやって人の心はすさんでいきます。気づけばいつも一人ぼっち。
あなたの言っている事が正しいかもしれません。
あなたの方が正しいかもしれません。しかし、私達が求める成功とは何でしょう?
お金ですか?
それとも、権力ですか?
どれも違います。私達が求める成功とは【幸福】になる事です。
強い人や優秀な人が正しく、そうでない人が正しくないとしたら、あなたより優秀な人にとってあなたは正しくない人になります。
その考えで事を運ぶと人は必ず不幸になります。
自分より劣っている人がいたら、育てる。我が国日本はアマテラスがニニギに告げた三大神勅のひとつに【斎庭稲穂の神勅】と言うものがあります。
この稲を育ててこの国を統治繁栄させなさいという事です。
稲を育てるとき、理に従う必要があるが虫や雑草など取り除かなければならない。つまり、神道とは理に従うのと同時に理に逆らう事。
この世に完全無欠など存在しない。
相反する中で答えを見つける。それが神道なのです。
この世に自分だけが正しいという事はないのです。
「神道の心を伝える」より