3月14日の「オイコノミア」の人脈づくりについての放送がなかなか面白かったので書いてみますね。
もうすぐ春。新しい環境が始まることの多い季節ですね。新しい環境であたらしく1から人と関わりを作ると言うのはワクワクするものである反面、少し不安もあったりしますよね。
ゲストはスイス出身の16歳から日本に来た、はるかクリスティーンちゃん。
自分が会いたい人には何人ぐらいの知り合いや友人を経由して会える確率があるか?
又吉さんは元サッカー選手のマラドーナ選手に、クリスティーさんにはドイツのメルケル首相に会いたいそうなのですが、実際にアメリカの研究で自分に会いたい人にメールを送ってくださいと知り合い4人にメールしたところ、平均6人目で会いたい人に届いたそうです。
2002年に世界規模で行われた実験でもその通りの結果が出たんだそうです。驚きの結果ですね。ちなみに2011年のSNSを使った実験では、平均4.7人を仲介してたどり着いたといいます。
人間関係と言うのは、経由するという点で飛行機の路線図によく似ています。
どこか一点に集中して中継をたくさんするハブの役割がする人っていますよね。そういう人に出会うと、ものすごく人間性の関わりが広がってくるというわけです。いわゆる繋げ役といった人ですね。
同じ職業や趣味などで、つながっている関係のことを、経済学ではクラスターと言うそうです。
1人が複数のクラスターに所属しているということもあります。
ある会社の例
ウェブ制作をしている会社では、製作の他にゲストハウスや、オフィスシェアなどをしているというのですが、そこで働いている多くの人には、留学時代の友達やSNSのつながり、大学時代の友達など人からの紹介で就職した人がいます。
普通、就職すると言うのは就職エージェントなどを通じて働く人を募集したりしますが、その知り合いなどからヘッドハンティングなどをすればお金もかからず良い人を探せると言うメリットがあります。
友達同士で働くメリットというのは、知れたメンバー、知れたスキルなので困難に立ち向かっていけると言うこと、またすぐ会社になじむことができると言うメリットなどを挙げていました。
新しい転職スタイル
ネットで友達を同僚にしたいという紹介サイトみたいなのもありました。
会社と友達の両方に紹介することになっています。今までないスタイルで面白いですね。
その社員が自分の友人に紹介したいかと言う良さがあるかどうかというのがポイントですよね。
お互いの良さが分かっていてこの人と組んだら良い循環が生まれるだろうとあらかじめわかっているという意味では、良いスタートが切れると言う良さがあります。
知っている人の紹介は、信頼性が高いと言うのがメリット。
強いつながりと弱いつながり
少し前から注目されている概念ですが、ネット等で顔を知らない人等のつながりは弱いつながり、家族など実際に身近にいる人とのつながりは強いつながり。
2,000年代に入りSNSの方が流行してからこの弱いつながりが強いという概念が生まれました。
社会学者のマーク・グラノヴェッターという人の見解で、1973年の研究で、強いつながりで仕事を見つけた人が16%に対し、ネット等のつながりで見つけた人は84%になるという結果が出ているのです。
強いつながりよりも弱いつながりの方が新鮮で有益な情報をもたらしてくれる可能性が高いと言っています。
ちょっと遠い関係の人の方が、自分にとって的確な情報を持っていたりします。これは目から鱗ですね。
最近の具体的な例としては2011年3月11日の東関東大震災の時。SNSなどで困った人を助けるという活動が大きな行動、結果につながりました。
モノや情報の交換や共有の場面でこの弱いつながりが生きた例です。
人脈作りは怖くない!
自分からつながりを作りに行くというのは理想ですが、もちろんそれは最初からできない人もいると思いますので向こうから来てもらえるようにハードルを下げる方法もやりやすいかもしれませんね。連絡が来たら連絡を返すとか…。
⇒人脈作りの方法って?こうとらえると確実に広い交流が生まれていく
まとめ
新たな生活で、見知らぬ人とつながりを持つというのは、えいっと飛び込むような勢いが必要と感じるかもしれないけれど、今いる人とのつながりからその背後にはものすごいつながりの世界が広がっていたりするので日々の中で人とのつながりを大事にするというのが新しいきっかけになったりするかもしれませんね。
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