子どもに口出しすると起こる5つの弊害!こどもの課題を親が手伝ってはいけない。

アドラー 勇気づけ




今回は、こどもの課題にこう対処しよう!アドラー心理学第3弾!

⇒①悪さを繰り返すこどもの対処に効く5つの方法!「勇気づけ」

⇒②子どもにアメとムチの法則を使うと・・・こんな弊害が!賞罰の副作用

子どもがやってほしくない行動をする、親を心配させるような生活習慣をしているとき、親はどうしてもいたたまれなくなって口出ししてしまうことって、よくあると思うのです。

子どもが宿題をやらないときって?

これは、宿題をやらなかったら、どうなるか、どういうことが起こるかというのが子どもの課題なのです。

当然、先生に怒られる、勉強についていけなくなる、信用がなくなるなどなど都合の悪いことが子どもに降りかかってきますよね。これは子ども自身が実際に経験して学ぶことなので、親はその機会を奪っちゃいけないのです。

イコール=自立する!

失敗すると分かっていても口出ししないってことですね。

また少し違いますが、親がしっかりしてないところの子どもがすごくしっかりしていたりしますね。これって上手に親を反面教師にしているのでしょう。

でもそれが習慣化してあきらめの域に入ってしまったら、これは勇気がくじかれているので、そこで親はこのままじゃやばいんじゃないの?などと交渉にはいるのです。交渉・・・なんだかビジネスライクな言葉ですが。w

なので親の期待は、親自身の課題なので、それをこどもに押し付けちゃダメですよ。

イコール=親も自立!!

アドラーはどちらかというと、子どもよりも親がどうすればようかという考え方がメインになっているんですね~

こどもの課題を共通の課題にする

たとえば、子どもが直接親に「宿題教えて」などと頼んで来たら、いっしょに教えながら取り組んであげるのもよいこと。

また子どものすることが、親にとって実際に迷惑になるなら(うるさい、物を壊す、お金をとるなど)それは言わなきゃダメですし。

ただ、親の好き嫌いで嫌だなと思うことは、「ダメ!」ではなく、どうにかならない??とお願いして交渉してみるのです。(ファッション・ヘア・ネイルなどの容姿が派手など)

それでもポリシーを変えないなら、それは子どもの課題ですから親はあきらめるしかないでしょう。w

今の行動で子供の将来が明らかに悪くなるようなとき

こういうときは経験もあり、予見性もある親として「このままじゃまずいことになるからこうしたらどう?」などとアドバイスしながら話し合うことがいいのです。

こういう場面に合った時に、親子関係がすでに悪いと拒否されたり断られたりするので争いになりやすくなります。そういったことから普段から、よい親子関係を維持していたいですね。

親の気持ちを解消するために子どもに肩代わりさせない

あくまで、その課題がこどものためになっているか親の不安や期待を解消させようとして子供を動かそうとしていないかでは、大きく違ってきますよね。

そのときは、こどもが自分には能力がある、親は協力してくれる仲間だと思えているかどうかが判断基準になります。

こどもに口うるさく言うと…

①自信を失う 親がいなかったらできなかった
②依存的になる 親が代わりに考えてくれる
③反抗的になる 自分でできるし、おせっかいはいらない!
④失敗を人のせいにするようになる 親のせいでできなかったんだ!
⑤親が忙しくなる =親が自立できなくなる

といった弊害が出てきてしまいます。

身に降りかかってくる問題は、子ども大人関係なく、その人自身の課題。そう思ってこどもが困っているときは手助けするというスタンスがちょうどいいのかもしれませんね。




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