前回の記事の続きで⇒悪さを繰り返すこどもの対処に効く5つの方法!byアドラーの「勇気づけ」
アドラーの心理学を参考にどうしたらよいかの対処法について書いています。
親は、日常生活の中で子供が思ったように行動してくれない、時間がない制約の中でどうしたら早く動いてくれるか、というシーンによく出くわすと思います。小さい子供は特にそういったシーンが多いですよね。
そんな時、~したら●●(子ども本人がもらったら喜ぶもの)あげるよ~とモノでつることってあると思うんです。w
これってどうなの?という素朴な疑問について、なんと驚く弊害が発生してしまう結果がでているのです!では具体的にみていきましょう。
アメとムチで行動をコントロールする事は・・・
これは、全人類が共通してやっていること。
アメ😊⇒ご褒美をあげたり、ほめたり、(子どもにとって)ねちねちと嫌なことをいうのをやめたり。
ムチ😣⇒たたいたり、つねったりなどの行為や言葉で叱ったり、ご飯をあげなかったりゲームを取り上げたりの行為。
大体の親は、こういったことを無意識にしてると思うんですね。これって、どうしてそうしてしまうか考えたことあります??
これは、即効性があるから。
ほめれば喜ぶし、叱ったときは、その時だけは行為を辞めるのですが、こどもの信念のレベルではむしろマイナスに働くことがあるのです。。。😱副作用ですね・・・・
どういうことかというと・・・・
アメについての副作用
①ごほうびをもらうことに慣れると、それが目的で行動するようになってしまうから。
②またそのごほうびがもらえないと分かったら、いい行動はとらなくなる。
③そのごほうびの内容がもっといいものを!エスカレートする。
④結果が悪そうなときは、最初からあきらめて行動しなくなる。
ムチについての副作用
①叱る人がその場にいなければ、見ていないからとやってしまう
②ムチは子どもを委縮させ、消極的にしてしまう
③信頼がなくなって親子関係が悪くなる
④親の関心を引くためにわざと悪いことをしてムチを受ける(無視されるよりはいいから)
じゃ、どうしたらいいの?
いろいろ具体的にわかってきましたね。
じゃ、どうしたらいいか。
ここでアドラーの言う「勇気づけ」がでてくるのです!
これを言って、子供が私はできる!親は仲間で味方だ!と思えれば勇気づけになるのです。逆に、私はできないんだ・・・、親は味方でなく敵なんだ…と思ってしまえば、それは勇気をくじいたことになるのです。
あくまでも子供の気持ちを主体に考えるのですね。
なんでもいいので、いいところがあったらそこに注目してあげて、短所をみるのでなく長所を見てあげよう!ってことです。
努力したところ、子供がゆっくりながらも少しずつ成長していること、他の子と比較しない目をもってあえられることが大事です。
そもそも、こどもにしてほしいことって、親のエゴだったりすることも往々にあります。親の頭の中で仮想的につくりあげた期待で、それが正しく合っているとも限らないのです。
親になった以上、そこはどちらなのか冷静にチェックしたいですね!