悪さばかりを繰り返すこどもの対処に効く5つの方法!byアドラーの「勇気づけ」




アドラーといえば最近は自己啓発に役立てる心理学として、よく目にしますね。

この考え方をそのままそっくり子育てに当てはめてみても、とてもいい効果があることが分かっています。この種の講座なども最近増えてきていいことですね。

子育てって、本当に思い通りにいかないことばかり。
子供が思い通りに動くわけないのです。
たいていの親は、イライラすることもしょちゅうですよね。😤

そこで、このアドラーの心理学がついついイライラしていしまう、こちら側(親)の心理を見つめなおして、無駄にエネルギーを使ってストレスとやりあわないという、なんとも頼もしい考え方なのです。

子育ての目標はずばりコレ

アドラーの子育て法には行動面心理面のそれぞれに2つの目標があるんですね。

行動面⇒自立すること社会と調和して暮らること

心理面⇒自分は能力があると思える & 人は自分の仲間だと思える

これが最終的に、こどもにそう育ってもらえるようにするためのゴールなのですね。

疑問

子供がいやなこと、悪いことをを繰り返す。どうしたらいい?

例えばこどもが親から見て、いやだなと思う行動をしたとき、どう対処するかは、その時の状況によって変わりますよね。

①それがやって良くないこと・悪いことだと知らないとき

⇒「それはこうこうだからよくないよ。」などと教えてあげることが大事です。

②やっちゃいけないことだと分かりつつ、どうすればいいのか分からないとき

⇒代わりの良いやり方・行動を教えてあげる

③こうすればよい、良くなると知っているのに、そうしてもいい結果にならないだろうな~と本人が信じているとき

⇒これは勇気をなくしているので、ここで「勇気づけ」をしてあげるのが大事なのです!

④やっちゃいけないことをして、周りの関心や注目を浴びているとき

⇒これは叱ると更に悪いことを繰り返すようになるので、そこには触れないで②や③のような勇気づけで、味方なんだということを繰り返し伝える。

こどものココに注目!!

よく世の中は正と負の法則でなりたっているんだよ~などと言いますね。

子供を見る視点にも、私たち親は無意識に正と負の見方をしていることになります。

子供のしたことに、喜びやプラスの感情で対応することが正の法則。「よかったね~、うれしいね~などなど」

反対に「怒りやマイナスの感情をぶつけること」は負の法則。「何回いったらわかるの!」とかね。

でも、いちばんひどいのは関心を持ってもらえない、無視された子供。

親は、どんなことにも出来るだけ①のいいところをみつけてあげられるようでありたいですね。そんな親に育てられた子供はのびのびと自分に自信を持てるようになります。

自己肯定感がつよく持てるってことですね。

そのために親は表面的な行動だけを見て「だめでしょ!」などと対応するのでなく、子供の話をよく聞いてあげて、どうしたら一番良いかいいと思える対処法を一緒に考えてあげること。

ここがアドラーの神髄で、仲間として行動するってことなのですね~。上から見るのでなく、子より長く世の中を生きている者として、知恵や経験を貸して提案してあげるのです。

子育て 勇気づけ

叱り方や寄り添い方を間違えるとどうなる?

言って、良くなるならベストなのですが、そうでない場合は、どんどんひどくなります。

悪いことをして関心を引くところから始まり、⇒反抗してけんかになり⇒もっと悪くなると復讐してやろうとグレたり、犯行に走ったりするようになるのです。

でも、、、、いちばん厄介なのは無気力になって、「もう自分に期待しないで」と態度で主張するようになること。ここまでくると、更生するのに相当時間がかかります。

早め早めに、親が気付いて子供の可能性の目を摘まないようにしてあげたいですものですね。

そのために気を付けてあげられること

結果より過程を見て、褒めてあげられるところがあれば、そこをちゃんと見ていることを子供に伝えること。

子供がちゃんと成長しているのを認めてあげよう!

人もそれぞれペースがあります。それは私たち大人も同じ。子供もほかの子供と比べないで、その子のやり方で生きていくのを応援し、手助けしてあげよう!

親子は仲間

アドラーの神髄的なフレーズですが、親子は上下関係成り立つのでなく、仲間であり、困ったことがあればいつでも味方になって助けてあげられる仲間であってほしい。

これがアドラーの心理学的な考え方なのです。

普段の生活の中で、どうしてもイライラしてしまったり、親自身にも余裕がなかったりすると、こどもをないがしろにしてしまってあとで自己嫌悪に陥ったりするパパママもいるはず。そんな時は、このアドラーの教えを思いだして、冷静に!対処してあげられるといいですね。

こどもにとって、親はあなた方だけなのですから。