3歳4歳になってくると、だんだん人間らしくなってきますが、
まだまだ子供としては言葉が拙く、伝えたいことを伝えるだけの表現はついてきていないかと思います。
そんなとき、本人の気持ちを知る方法が「ごっこあそび」!
お店屋さんや、お母さんごっこ、郵便屋さんや、先生ごっこなどなど。
お人形やおもちゃを使って、その人物になりきったときに、子どもの考えていることが
分かるというもの。
2歳までは、おもちゃでがたーん!など動きを再現する遊びが中心だったのが、
3~4歳になってくると言葉を使って、お話の流れを表すことができるようになってきます。
ごっこ遊び(振り返り遊び)の効果はズバリ、コレ!
①社会性が身に着く
じゅんばんこね~と言っておもちゃの貸し借りなどをする。
②思いやりが身に着く
お人形にお布団をかけたりして、思いやる気持ちが芽生える
③想像力が鍛えられる
お料理のおもちゃなどで実際に作っているところを、想像しながら実際におもちゃで体現してみるなど
④言葉や表現力が広がる
お店屋さんごっこなどで、「いらっしゃいませ~、なにが欲しいですか~?」などなど
相手役⇒「今日は何がお買い得ですか?」などなど
親がいつも付き添っていなくとも、ごっこ遊びをしているときは一人で集中していることも多いはず。
ちょっとしたとっかかりに、言葉の遊び相手をしてやう程度でも十分なのです。
ごっこ遊びの2つのポイント
①おもちゃを独り占めするとき・・・
お人形を使って、ブランコを独り占めしちゃお~と言って見せると、
こども⇒「独り占めだめ!」などといったりする。これはだめってことはわかっているんだよね。
逆に他のお人形で、「ぼくもぶらんこのりたいな~」と言ってみると
こども⇒「はい!どうぞ!」などと言えたりするので、頭ではわかっているけれど
現実の世界ではまだできていないだけってことになる。
②園ではおもらししちゃうことがある・・・
お人形をもって「トイレに行くのが怖いんだって。なんでかな?」と聞いてみると
子ども⇒「トイレ怖いんだって。窓からいつも誰から見ているからいやなんだって・・・」とか、
「●●君がいつもみにくるの・・はじゅかしいからいやなの・・・」などと
本人が体験していることを話してくれたりするので、そこで原因が分かったりするそう。
またほかの応用としては、
おもちゃで、ハプニングをわざとおこす!
小物や人形をたして話をひろげてみる
大人が子供になってみる
お片付けも「お片づけ隊さん、助けて!」などと演技して気持ちよく片付けてもらう作戦をとる・・・など
まとめ
うまく言葉で言えないこの年代の気持ちが、ごっこ遊びを通じて知ることができるのは面白いですね。
おもちゃを使って、子どもの気持ちを読み取ってあげられる親になりたいものです!