世界中で注目されているモンテッソーリ幼児教育

幼児教育のひとつに世界中で取り入れられているモンテッソーリ教育法があります。

うちの子の家庭教育に何ができるかを考え、色々調べてみました。

モンテッソーリ教育は家庭から始まります。

 

家庭での0歳~6歳までの、子どもと親との関わり方が、いかに大切かということが考えられます。

集中することによって変わる子ども

mariaモンテッソーリの創設者マリア・モンテッソーリは1870年イタリアで生まれ、両親や周囲の圧力に負けずローマ大学で初の女子学生として医学部に入学しました。ある日、物乞いをする母親の傍で遊ぶ小さな女の子が一枚の紙切れに深く集中し、充実し平和に満たされている姿を見ていて「ひどい逸脱状態にある子どもでも何かに集中することによって変わることができる。」という考えがひらめきます。その後、障害児教育で大きな成果をあげ、ローマのスラム街の子どもたちの教育をまかされます。

そこで、モンテッソーリは、劣悪な環境で育ち、落ち付きがなく集中力のなかった子ども達が、一旦、自分のやりたいことを発見し、何度もその作業を繰り返しているうちに、深く集中して行き、急速に集中力と向学心が芽生えて行くことを実証します。ローマのスラム街という最悪の条件下で逸脱発育した幼児たちが、正常化していったのです。

モンテッソーリは、このように子どもを正常化させる活動の過程を「活動の周期」と呼びました。それは「自由に選ぶ→繰り返す→集中する→充実感や達成感をもって終わる。」という4つのステップです。「この四つのステップを踏みしめたとき子どもは内面から変わり、善さを現し、自立していきます。」(幼児期には2度チャンスがある」(相良敦子著、講談社)

モンテッソーリはその様子を次のように述べています。「専心のうちに行った仕事を終えたあとの幼な児たちは、いつも真の安息感を得、また内面的には強められた人のように見えます。かれらの性格のより良い面をあらわしますので、心の中に秘められた実力発揮への道が開かれたのではないかと思わせられます。なぜならこのようなことがあったあと、きまってみんなに対してとても親切になり、喜んで他人を助け、また良い子でありたいという願いで一杯になるからです。このような男の子の1人が静かに先生に近づき、自分の大切な秘密を打ち明けるかのように『先生、ぼくいい子でしょう!』と耳元にささやく情景も見られました。」(『幼児と家庭』鷹角達衛訳、エンデルレ書店)

 

“The hand is the instrument of the mind.”(Dr. Maria Montessori)
「手は心の道具です。」

ねじを回す。

布切れにボタンを縫い付ける。

ニンジンを切る。

掃除するetc….

子ども達は実際に自分で参加できるときに、より集中力を示し、やる気を起こし、心の平穏を得、満足感にひたり、結果的により早く学びます。心と体を同時に刺激することにより、子ども達は疲れるどころか、すがすがしい気持ちになるのです。

つまむ、ひねる、通す、折る、貼る、縫うなど指先の使いこなすことを学ぶのは4歳前後で、この時期にそのような環境がないと学童期に緻密な作業が苦手になってしまいます。

不思議なことに、子どもには自らこのような作業をしたい!と思う時期があります。(これが内面の力、自発的生命エネルギーです。)

こどもが自らやらせてと言ってきたときが大チャンスだそうで、高価な知育おもちゃを買ったり、時間を割いて知育教室に通うよりも、よっぽど子どもの発達に役立ち、それが既に家庭でもできるモンテッソーリ教育になるのだそうです。

例えばニンジンやジャガイモの皮むきなど

残念なことに、こういう「やらせて」とという時期は長くは続きません。このチャンスを逃してしまうと「手伝って。」と頼んでも、「やだ~よ。」と言われてしまう時期が必ず訪れてしまうのです。

こう言った手作業の際に、親が横で口うるさく「ああしろ、こうしろ、そうじゃない、危ない、だめじゃないの、違う」などと言うと逆効果になってしまいます。モンテッソーリでは、「提示」と言って、まずできるだけ言葉を使わずに子どもに一連の作業を順序立てて、意識して、子どもにわかりやすいようにゆっくりとやって見せます。子どもは、非常な集中力をもって、それを観察し見事にやりとげる力を持っています。

感覚教材(Sensorial)

子どもが、やたら穴に物を突っ込んでみたり、口に入れてみたり、何かを引き出してみたり、ドアを開け閉めしたりという時期がありますよね。親にとっては、頭の痛い時期ですが、これは子どもの「感覚/知覚(Sensorial)」を磨く大切な時期なのです。子どもが、5感で感じたことは、イメージとして脳に伝達され、やがて子どもの抽象思考を発達させることなります。

 

参考「幼児期には2度チャンスがある」(相良敦子著、講談社)


 

 

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