1月27日の細菌・ウィルスの大疑問より腸内フローラについて by 池上さん
腸内フローラは乳酸菌ビフィズス菌といった
身体にとって良い働きをする菌が減るのを抑えてくれます。
手術後に、合併症の発症率を抑えてくれるため、ビフィズス菌をとることが勧められているとか。
体の中の腸内細菌はどこにいるのかというと、腸の中に住んでるんです。
17世紀から腸内に菌があると言う事はわかっていたそうですが
21世紀に入り技術が発達した結果、
より正確にお腹の中でどんな菌が働いているかがわかるようになってきたのだそうです。
その設備は世界ナンバーワンといっても過言ではないという。
また下痢や便秘を改善するだけでなく、アレルギーも改善してくれ、
また脳機能の発達にも腸内フローラが関係しているようですよ。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌と言う言い方はもう古い?
悪玉菌にも良い作用があるそうなので、これが悪いと言う決めつける事はもう古いのだそうです。
ビフィズス菌は腸の中の約10%を占め、
腸内で生きられる菌の数は決まっていて菌の種類は人それぞれ異なるとか。
旧悪玉菌のクロストリジウムと言う菌が実は良い働きもするそうです。
健康の中に病原菌が侵入した場合どうなるか
これが数が決まった腸中に無理矢理入ってこようとするのですが、
その時に例のクロストリジウムが追い払ってまた腸内が改善するという働きがあるそうです。
全てバランスが取れていると言う事ですね。
体調が悪い時に病原菌が侵入した場合
これはストレスや食生活の乱れ、また寝不足などで腸内環境が悪化します。
そうなると、腸内細菌の種類が減り腸内フローラのバランスが崩れてしまうのですね。
そしてこの空きが出たときに、病原菌が腸内にとどまり感染してしまいます。
ではビフィズス菌がなぜお腹に良いのか?
同じ種類の菌がバラバラに居座り、活性化しなくなる時、
同じ種類同士を近づけて活性化するように腸内を整えてくれるんですね。
そもそも腸内細菌はどこから来る?
腸内細菌は実は3歳までに決まる?
赤ちゃんはお腹の中にいる時は無菌ですが、
産道の外に出る時、お母さんが抱っこする時など、いろいろな過程でつくのです。
赤ちゃんが菌をうけとる過程
①産道で受け取る
②助産婦から受け取る
③母親のの常在菌をうけとる
NECに入ってしまった赤ちゃんは母親から菌をもらっていないため、
ビフィズス菌を投与することで、感染症を防ぐと言われています。
母乳のオリゴ糖などが腸内の環境良くしてくれる働きがあるそうです。
腸は第二の脳と言われています。
むしろ実は腸の方が重要なんじゃないかとも言われている位です。
腸はバカにできないんですね…
腸内フローラを食べもので変える?
インド人の腸内フローラは、
宗教上の問題から肉、魚、卵も食べたことのないベジタリアンの人がいます。
この人たちの腸内を調べてみたところ、水色の菌が日本人にはなく、
ピンクの菌がベジタリアンでは圧倒的に多かったとか。
食生活の違いによって、腸内に入る菌の種類も大幅に変わってくるのです。
糖質ダイエットをした時
ダイエットも、実験により、ご飯やジャガイモなどの炭水化物抜くだけでかなりウエストが細くなっていました。
このときの腸内環境も大きく変わっていたと言うのです。
具体的には開始の時には、ブレボテラと言う炭水化物や植物繊維を食べると増える菌があったのに対して、糖質制限ダイエットをするとこれが激減していたのです。
先生の食事
ボールいっぱいのサラダやひじきなど
いわゆる食物繊維がたくさん含まれているものをたくさんとるとグッド!ヨーグルトも。
自分に合ったヨーグルトの探し方
1週間ぐらい食べ続けてみて、調子がいいなと思ったら自分に合うヨーグルトなんだそうですよ。自分でいろいろ試して探してみないといけないのですね。
潰瘍性大腸炎の治療法
健康な人の便の中にある腸内細菌を取り出して
別の人の腸内フローラを移す方法があるそうです。
移植するのですね。
腸内細菌を元気にする食べ物は?
サツマイモ
1番大事なのは食物繊維だそうですよ。
いろんな多様性があってそれでバランスをとっていくという
社会と同じような仕組みが私たちからだが中にもあるんですね。
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